メロディ

かげきしょうじょ シーズンゼロ/上・下巻/ネタバレ感想/斉木久美子/メロディ

「かげきしょうじょ」を読もうと思ったら、いきなり本編から読むのではなく、まずは「かげきしょうじょ シーズンゼロ」を絶対に読むべきですっ☆

あ…失礼。あまりに没入し過ぎてさらさの口調が移ってしまいました。。。

どうも。御茶の水です。

いやーー、久しぶりに「こんな傑作があったのかーー!」と心の中で叫んでしまいました笑

胸踊り、心震わせる、超良作です!
ただでさえ少女コミック誌いっぱい買ってるのに…メロディも追加しなければいけなくなるとは…!(謎の使命感!笑笑)

ちなみに、念のため言及しておきますが私は「漫画村」超ーー絶反対派です。

何故なら、作者の方にもっともっと良作を描いていただきたいですし、描き続けていただきたいと思っています。

「タダで読めるー!ラッキー!」なんて1ミリも思わないですし、作者様が途方もない時間をかけて1つの作品を作っている事を考えたら、とてもじゃないですが漫画村なんて使う気になれません。

作者様への、最大限の応援の気持ちであり、感謝の表現が、「書籍の購入」なのです。

そして、世の中にはこんなに面白い漫画がたくさんあるんだと、1人でも多くの人に知ってもらいたい。

当サイトはそんな気持ちで運営させていただいています。

…しまった、かげきしょうじょ シーズンゼロのレビューのはずが、ついついヒートアップしてしまいました汗

さて、かげきしょうじょシーズンゼロの上巻でさらさの事を思いっきり嫌っていて、面と向かって「友達じゃないよ」と言い放った奈良田愛ですが、本編ではさらさにデレデレ(え、デレデレじゃない??デレデレですよね???笑)なワケですが、何をどう乗り越えて2人はあの関係になったのか、下巻で描かれているんですね。

おっと…相変わらず前置き長過ぎて申し訳ない気持ちでいっぱいになってきましたので、さっさといきましょう…汗

というわけで、あらすじですよーーっ!!☆

『かげきしょうじょ シーズンゼロ 上・下巻』ネタバレ・あらすじ

渡辺さらさと、奈良田愛が紅華歌劇音楽学校に入学が決まったシーンから物語は始まります。

アイドルグループJPX48に所属していた元アイドルの愛は、握手会イベントで長時間手を離してくれないお客さんに向かって「はなして キモチワルイ…」と言い放ってしまsった事件をきっかけに、強制卒業させられてしまい、紅華歌劇音楽学校の入学を目指してきました。

対して、さらさはおばあちゃんとの約束を果たすため、オスカル様になるために紅華歌劇音楽学校を目指してきました。

2人が出会ったのは紅華歌劇音楽学校にある大きな桜の木の下。

さらさ「わああぁぁああ!♡♡
びっくりですー 凄い凄ーーい!
あのーぅ すみませーーん
写真いいですか~~~~?♡♡♡♡」

と愛に話しかけるさらさ。

初めてさらさを見た時の愛の印象は「しなやかな獣のように長い手足 星を散りばめたかがやく瞳
そして 背が 驚くほど高い」でした。

入学後、1年生は予科生、2年生を本科生と呼ばれ、まずは指導役の本科生と挨拶を交わします。

さらさの指導役の本科生は中山リサ。
スタイルバツグンのラテン系美女であるリサですが、会って早々に「あんたじゃオスカルになれないよ たぶんね」と言い放ち、さらさは呆然とします。

さらさは大号泣しながら「なんで… なんでざらざばっ 
オズガルになれないんでずがぁ~~~?(泣泣泣)」と尋ねます。

リサは身長が高すぎるという事と、女の集団で孤立しがちなリサのキャラクターを致命傷であると思っていましたが、それはあえて伝えません。
かわりに、紅華歌劇音楽学校の桜の木の下に立った者でトップになれた人はいない、というジンクスをさらさに伝えます。

それでもさらさは「……それだけですか? じゃあさらさは その伝説を覆します!
そんな呪い さらさはマホターンではねかえします!」と、某ドラクエの呪文によってジンクスを吹き飛ばす意気込み。笑

学園生活にも少しずつ慣れてきつつある頃、愛が唯一心を許す男性で叔父の太一にさらさへの不満を漏らします。
何かにつけて愛に関与してくるさらさの事を、うざい、イラッとする、と。

太一「悪い子じゃないと思うな 友達になればいいのに」

と素直に勧める太一。

愛「友達なんていらない 話し相手は太一だけでいい ましてや渡辺さん(さらさ)なんて
ありえない」

とさらさの事が嫌いであることを改めて言葉にするのでした。

それでもしきりに愛の事を心配するさらさ。
「具合でも悪いんですか? ごはん食べました? 愛ちゃん少食なんで
さらさは心配になっちゃいます」というと、愛は「心配しなくていい」と返します。

さらさ「そんなーーっ
お友達じゃないですかーーー」

と明るく笑顔で愛に言うさらさ。
睨むかのような目でさらさを見つめ、ついに伝えます。

愛「友達じゃないよ。」

と。

愛の願いはただひとつ。

友達なんていなくていい。
男のいる世界からなるべく隔離されていたい。
ただそれだけ。

なぜ、愛はこんなにも人間関係を拒むのか。
秘密は愛の幼少時代にありました。

愛の母親は映画女優で、父親の記憶はありませんでした。
ただ恋人を取っ替え引っ替えしていたようで、いろんな男の人を紹介されたようです。
ある日、今日から一緒に住む事になった男性を紹介されます。新しい父親になるかもしれない、とも。

数日経って、愛がソファーの下に入った物を取っているとその男性は「パンツ 見えてるよ
愛ちゃんは かわいいなぁ」とニヤッと笑いかけてきたのです。

その後も、愛がお風呂から出た時に洗面所に立っていたり、愛の部屋の前で足音が一回止まったり、薄気味悪いと感じる出来事がたくさんありました。

そして数日後、友達の家に遊びに行っていた愛が家に帰ると、とても豪勢な食事が用意されていて、
「おじさん 愛ちゃんと仲良くなりたかったから」と説明すると、愛は思わず「な…なかよしだよ」と返してしまいます。

男性「ねぇ 愛ちゃん 仲良しのしるしに チューしてくれる?」

愛「え… チュー? ………うん あっ でも」

男性「ウフッ 愛ちゃんは かわいくていい子だな」

愛「え」

そう言って愛の肩を掴みながら、ディープキスをしてきたのです。

愛「なにこれ キモチワルイ
きたない 気持ち悪い きたない きたない きたない
私の口の中に生あたたかいなめくじみたいなベロが入りこんで
あいつのつばが入ってきた」

男性「またしようね お母さんにはナイショだよ? ほら お小遣い」

と薄ら笑いを浮かべながら言う男性。

母親に「あの人こわいの」と言っても「あのねぇ愛 あなたみたいな子供に何をするっていうの?!」と構う気も無い様子。

そこからしばらく部屋に閉じこもって生活したり、長くパーマのかかった美しい髪を自分で切ってしまったり、ふさぎ込んだ生活をしていました。
見かねた太一は、「何か耐えられない 嫌なことがあったなら いつでも逃げておいで」と言ってくれ、それからは太一の家に頻繁に行くようになり、母親の恋人(?)の男性とは極力かかわらないようになっていきました。

中学生になった愛は、あだ名が「能面」になり、友達が居なくなってしまいましたが、特段困っておらず、むしろ自分の方をじろじろ見てくる男たちの事を「気持ち悪い 男なんてみんなしねばいい」と思っていました。

そんなある日、アイドルグループJPX48にスカウトされる愛。
女の子だらけである事を知るやいないや「やります」と言ってアイドル活動を始め人気を博すものの、その数年後、握手会でキモオタ風男性に「はなしてきもちわるい…」と言い放つという究極の塩対応をしてしまい、愛は卒業を余儀なくされるのでした。

授業が終わり、愛が下校中の時、ベンチに見覚えのある男性の姿が…

「僕のこと… 憶えてますか?」
と言ってきたのは、なんとあの時のキモオタ風男性でした…

太一とさらさが放課後、話している時に、愛が急に息を切らして2人の前に現れました。
「握手会で私がキモチワルイって言っちゃった人 どうしよう 追いかけて来たんだ」と怯えた表情の愛。
「さらさが一緒に帰りますよ?」とにっこり笑って手を差し伸べるさらさ。
2人で先程キモオタ風男性がいたところに戻ってきました。

愛の手をぎゅっと握りながら、さらさが「ちょっとあなた か弱い女の子の後つけてどーしよーっていうんですか?!」と叫ぶ。
それと同時にその場から逃げ出してしまう愛。

すると、キモオタ風男性は急に泣き出してしまいました。
「違う…違うんだ 僕はどうにかして ただ一言 謝りたかっただけなんだ」

例の握手会によって愛がJPX48を強制卒業させられてしまった事を、キモオタ風男性は嘆いていたのでした。

愛は一旦家に戻り、催涙スプレーを片手に戻ってきました。
ところが既に元いた場所に姿はなく、遠くの方から…

さらさ&キモオタ風男性&太一「ハイッ ハイッ ハイッ ハイッ
あははははは」
とヲタ芸を披露しあいながら談笑する姿が…

さらさ「あっ 愛ちゃん!戻ってきたんですね!」

愛「あなたなんてっ あなたなんて大嫌いよ!」

その場は和気藹々とした終わったのでした。

後日、愛とさらさの部屋にて。

さらさ「あの この間の事なんですが…
さらさはなぜ愛ちゃんが怒ったのか解らないんです
理由を教えておらえませんか?」

仕切りカーテンを開け、さらさを見つめる愛。

愛「あの場を逃げ去った事 私なりに責任を感じていたのよ
あそこへ戻る事は 私にとって大変な事だったの
それなのに 馬鹿みたい…!
太一もいて みんなで楽しそうにしていて 馬鹿みたい!」

さらさ「愛ちゃん それは おかしいですよ
さらさの事が心配で助けに来てくれたのなら
そこは 喜ぶところです」

愛「…そんなの ただの屁理屈じゃない
金輪際 もう私に 関わらないで!」

そう言い合って就寝してしまう2人。

後日。愛はなんと授業をサボり、港に佇んでいました。

愛「渡辺さん 学校辞めてくれないかな…」
そんな事を思いながら、港に1人でいるとヤンキー風の二人組の男達がやってきて急に愛
に絡んできました。

男A「あっれぇ!!うっそ!もしかして奈良っち?」
男B「やっべマジで?マジ奈良っち!
あ 記念に写メっていいっスかぁ?」
と言いながら愛の肩を掴んでくる男達。

愛「やめてよぉぉ はなしてっ

—–どうして この世界は
こんなにも生きにくいんだろう

違う

なんであたしは こんな風になってしまったの」

そう思いながら、その場に座り込んでしまう愛。

なんとそこにキモオタ風男性がやってきたのです!
「その手をはーなーせーー」と言いながら男たちに飛びかかかるキモオタ。
そしてそこにはさらさと太一の姿も。

さらさが大声で叫び、なんとかその場は切り抜けましたが
どさくさにまぎれ、ヤンキーに殴られたキモオタ。
愛は精一杯の感謝の気持ちから、ハンカチをあげる事に。

キモオタ「次は紅華の舞台にいる奈良っちを見に来ます
その時にまたステキな笑顔を見せてください
さようなら ありがとう またいつか」

さらさ「キモオタさん いい人でしたね」

愛「ねぇ 忘れたいのに忘れられない イヤな思い出は どうしたらいいの」

さらさ「それについては さらさはまだ15年しか生きてないので まだまだ修行中の身ですが
忘れる事はできなくても 毎日楽しい事や夢中になれる事を新しく思い出にして
何度も何度も上書きしていって包み込んでいけば
少しずつ薄くなってゆくのではないかと 思ったりします」

そう言って、キモオタの帰りを見送る2人なのでした。

後日、さらさ達はクラスの面々と紅華歌劇団を見に行く事に。

するとなにやら、さらさに話しを切り出そうとする愛。
太一との会話を思い出す。

愛「ねぇ 太一 私ね
人と喧嘩したことないの
嫌なのそういうのメンドクサイから
そうやって何年も静かに暮らしてきたつもり——-
ねぇ 太一どうしよう
仲直りの仕方が 解らないの」

太一「頑張って
勇気を出して言えばいいよ
ちゃんと自分の気持ちを愛の言葉で 正直に伝えればいい」

太一の言葉を思い出しながら、ポロポロと泣き出す愛。

紅華歌劇団を見終わり、帰り路につく頃。

ふとさらさの手を握り…

愛「あのっ 私 あのっ 私…
渡辺さんとお友達になりたいの」

勇気を振り絞って伝えました。

さらさ「よかった
さらさの永遠の片思いじゃなかったんですね さらさはずっと 愛ちゃんと初めて会った時から
ずっとずっと お友達になりたいって思ってたんです」

入学式、桜の木下で、桜が舞い散る中で出会った時の事を、2人は思い出す。

愛「うん………
嬉しい ありがとう」

涙を浮かべながら、少しだけ、笑顔になった愛。

こうやって、2人は”友達”になったのでした。

『かげきしょうじょ シーズンゼロ 上・下巻』感想

…これ、伝わりましたかね…??
いや、きっと全然伝わってない気がします…
なので、早急に本編をちゃんと読んでください!!

書ききれないエピソードが山ほどあって、どれをどう詰め込んだらよいのか…
本当に迷いました。

すごくざっくりの、ストーリーの大筋の部分しか書けていませんので
いろんなキャラクターの生き様や、心情を読み取ったり、情景を浮かべながら
ぜひ本編を読んでいただきたいですっ!☆☆☆

 

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というわけで今回はここまで。
次回もお楽しみに!