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FEEL YOUNG(フィール・ヤング)

恋愛アナグラム/ネタバレ感想/天堂きりん/FEEL YOUNG(フィール・ヤング)

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どうも。御茶の水です。

「きみが心に棲みついたS」が絶賛(?)ドラマ放映中ですが、同じく天堂きりん先生の作品で「恋愛アナグラム」という作品もあります。

こちらはどうやらとっても感動する作品らしい、というタレコミがありました(笑)ので、早速マシュマロチャンネル編集部でもレビューをしてみました!!
1巻完結なので、サクッと読めちゃいますね!

というわけで早速いきましょう!

 

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「恋愛アナグラム」あらすじ

あたし 利用されたって平気だよ――夜の町で働く小月(さつき)は、いまだ母親に捨てられたトラウマを乗り越えられずにいた。そんな彼女が恋に落ちたのは“家庭を持った店の客”。その恋の苦しさに押しつぶされそうな彼女を支えていたのは元・男娼の“もうひとりの彼”。愛することをおそれる小月の恋の行方は…? 心の機微をていねいに描いたラブストーリー。

 

「恋愛アナグラム」ネタバレ・感想

まず、「愛」について深く考えさせられ、涙が止まりませんでした。
とても感動しました。子供の頃に経験した家族からの「愛」への裏切りが、大きな心の傷になった女性・宮本小月。彼女が4人の男性との出会いと交際を通じて、家族や自分の「愛」について向き合っていくというストーリーです。

繊細なタッチで描かれた絵と深くて切ない物語は、他の恋愛漫画にはない心に強く響くものがあって、読むうちに何時の間にか自分と主人公を重ねてしまい、涙が溢れて止まりませんでした。

小月が出会う男性(山ちゃん・虎太郎・龍・蒲田)は、どの人も彼女を自分なりの感覚で愛してくれるのですが、対する小月は子供の頃の、母親から吐かれた嘘によって、自分に自信を持てなくなっています。

そんな自分のずっと欲しかった「愛」と、彼らがくれる「愛」との狭間で揺れながら、不器用に出会いと別れを繰り返しつつ、自分に正直に生きる方向に成長していく姿に、また強く感動しました。

「期待なんかしないで、誰もあてになんかしないで、そしたらどんな暗い所で見放されても、あたしは自分を見失わないで生きていけるって」

「どうか、あたしはあたしでありますように」

「ひとりでいれば、失う怖さなんて知らずに過ごせるのに、なのにどうしてあたたかい場所に近付いてみたくなるんだろう」

「どれだけの想いと、どれだけの関係を築けたら、確かなものになるのかな」

物語の時々に小月が心の中でつぶやく自問自答の言葉達が、読む度に心に深く突き刺さりました。

登場する男性達の中で、私は龍が一番好きです。唯一恋人という関係にはなれないですが、小月にとって一番大きな「愛」をくれた人だと思います。 誰よりも遠い存在になってしまう彼への「愛」。

それは、小月が今まで龍の気持ちを踏みにじった過去から、自分の殻に閉じこもり、背負っていた罪悪感からの責任になっていたのかもしれません。

ですが自分を愛してくれる男性を通じて、自分の殻を破った彼女の想う物語終盤の龍への言葉は、彼への想いが罪悪感から深い「愛」になったんだと感じました。

山ちゃん、虎太郎、蒲田。そしてエピローグで出てくる弟の小月への「心からの愛」。
愛してくれる人に恵まれている小月は幸せだなと、心がとてもほっこりました。

全体的に切ない空気の中で物語が進むので、ドキドキする恋のお話が好きな人には、余り楽しめない内容なのかもしれません。 家族の愛、異性の愛。そして自分自身への正直な愛。それが一体何なのかを考えさせられる、深いヒューマンドラマのような作品です。

 

フィール・ヤングで連載している作品で、「きみが心に棲みついたS」最新話のネタバレ感想もありますよ!

 

少女漫画を電子書籍で読むなら、無料で読める作品もたくさんあるまんが王国が断然オススメですよ!

 

というわけで今回はここまで。
次回もお楽しみに!

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