どうも。御茶の水です。
「オネエさんと女子高生」という作品名と、ノスタルジックな絵柄の表紙からは想像し難いくらい、ウザカワオネエDKのキャラクターが濃すぎますね…笑
TLで男性キャラがオネエといえば、少し前にヒットした(と思われる)「恋するランジェリー」という作品があり、その後、オネエ系のTL作品は結構見かけるようになった気がしますが、昨今の少女漫画にもLGBT的な内容を含んだり、本作のように高校生だけどオネエとか、女装癖があって見た目は完全に女性だけど実は男、みたいなキャラクターが出て来る作品がウケるのでしょうかね?
いそうだけどいない、どこかにいてもおかしくはないけどいない、みたいな微かなファンタジー感なんかが、もしかするといいのかもしれません。
個人的にはオネエ要素は特にそこまでグッと来るポイントではなかったのですが、ちょっと古めかしい絵柄が妙にツボって買ってしまいました…苦笑
男性キャラの織部君は感情表現がちょっと下手なので、1巻213ページあるにも関わらず、主人公との距離感はほとんど縮まりませんでしたね…
とはいえ印象的なシーンもちゃんとあり、個人的には織部君が恥ずかしがっている表情はすごくかわいいなと思いました!同じような表情は数回出てくるので、その度に少しほっこりした気持ちになりました。織部君の性格が「ウザカワ」なので、あありキュンとはしなかったかなと思います。
というわけで、まずはあらすじです!
「オネエさんと女子高生」あらすじ
「私のこと黙っててちょうだい!」ドライ女子・高梨 明が知った“とある秘密”。それは、誰もを虜にするミステリアスな学校の王子様・織部洋一くんが“オネエ”さんであったこと――!? 秘密を共有したはいいけれど、初の女友達に喜ぶ織部くんはお菓子の差し入れやショッピング、女子の遊びにと明を振り回し続け!? 少しずつお互いを知り距離を縮めていく中で、はじめてのトキメキも…。うざ(!?)かわオネエさんとマイペース女子のマブダチから始まるドタバタラブコメ!
※内容紹介より
***
▼作品情報
ジャンル: ラブコメ
出版社: リブレ
雑誌・レーベル: クロフネCOMICS くろふねピクシブシリーズ
主人公のタイプ:サバサバ、やや男性的思考
男性キャラのタイプ:オネエ、料理好き、ウザカワ、積極的、オネエだけど女の子が好き(←これ厄介笑)
マシュマロch編集長の少女漫画レビュー
【オネエさんと女子高生】
マシュマロch編集長の独断と偏見により、
キュンキュンする度合いを「キュン度」
純粋に文字数等の情報量や続刊があるか等を勘案した「サクッと読める度」
斬新な展開の有無や、無難なストーリー構成かどうかを表す「ストーリー構成」
表紙や中身の絵柄、そして少女漫画にちょいちょいある、ムリな方向に曲がっている関節があるか等を考慮した「画力」
として、上記4つを★の数で5段階評価していきたいと思います!
※私の独断と偏見が多分に含まれるのでくれぐれもご注意を。
▼キュン度
★★☆☆☆
織部君が終始ウザカワを突き通してくれたため、ほとんどキュンとせず…
コテコテのラブストーリーを求めている方にはちょっとおすすめできないかなと思いました。逆に「ヲタ恋」のようにギャグ満載の少女漫画を求めている人にはいいかもしれませんね。
というわけで、こちらは星2つです。
▼サクッと読める度
★★☆☆☆
ラブコメですが、コメディー強めで文字量がやや多かったせいもあり、やや読みづらい印象でした。長いセリフはあまりなく、細かいセリフが散りばめられていた点も、読みづらかったポイントかもしれません。
なので、星は2つです…!
▼ストーリー構成
★★★☆☆
途中で主人公に憧れる女の子が登場しますが、個人的にはこのキャラは不要だったんじゃないかなぁと思ってしまいました…
途中、結構中ダルみしてしまった感があり、飛ばし飛ばし読んでしまいました…。
という事で星は3つです。
▼画力
★★★★★
こちらは星5つです!
こういう独特な絵柄にも関わらず、絶妙なバランス(顔のパーツの配置やカラダの線など)で上手に見える画力の作者様をたまに見かけますが、本当に素晴らしいなと思います!
▼総評
★★★☆☆
この作品の続編には、正直手が伸びそうにないなと思いました。
絵柄はすごくいいんだけど…まぁ、そういう書き手と読み手の相性もありますよね。
というわけで、総評としては星3つです。
芝生かや先生は他にこんな少女漫画も描いています。
わかばのテーブル
いうわけで今回はここまで。
次回もお楽しみに!