女性も楽しめる青年漫画

【Op-オプ-夜明至の色のない日々】ネタバレ感想あらすじ

どうも。御茶の水です。

ヨネダコウ先生の新作、「Op-オプ-夜明至の色のない日々」は、なんとイブニングで連載中の青年漫画なのです!いやー、新境地ですね。

ヨネダコウ先生といえばBL界の雄!(「オス」ではありませんよ!笑)「囀る鳥は羽ばたかない」や、「どうしても触れたくない」など、BL作品だけど続刊が出たり、ドラマCD化される作品をバンバン出されている超人気作家さんですね。

これは率直な感想ですが、極上のミステリードラマを見ているような気分になりました。

主人公だけでなく登場人物全員がどこか影を落とすような雰囲気があるところは、どこか「囀る鳥は羽ばたかない」の雰囲気を漂わせます。それでいて、ワケありな主人公、夜明と玄のコミカルさとシリアスさを絶妙なバランスで保ったやり取りが見所ですね。

夜明はフリーの保険調査員なので、事故の被害者と加害者の言い分や、事故現場の状況や証拠などから、保険を払う必要がないかもしれない、といった事実を調査し、突き止める仕事をしています。

読み進めるうちに、夜明には別れた妻がいたり、子供が既に亡くなっていたり、実は痛覚が後天性で麻痺していたりする事が分かるのですが、それらが全て上手く伏線になっていたり、物語の機転になる重要なポイントになっていたりで、ずーっとワクワクしながら読める作品に仕上がっています。

特に印象的だった(というかむしろ笑った!)ところは、1話終盤、夜明の旧友である行政との会話のシーン。夜明が子供の墓参りをしているところに行政が待ち伏せしていたところから始まります。

行政:今日こそお前が顔をぐちゃぐちゃにして泣く姿が見られるんじゃないかと期待して来たんだ

夜明:怖いーー 怖いよーー……

行政:怖いものか!俺のサディズムは思いやりからくるサディズムであって、そこいらの本物のサディズムとは訳が違う

夜明:偽物ってのは認めるんだな(汗)

行政:無論だ 本物なら犯罪者だ
サディストのSはサービスのSだ
マゾなんてのは自分の快楽しか考えない自己中の極みのような奴らばっかりだ!
そんな奴らを虐めてやるなんてのはよほど愛が深くないとできないことなんだ!!

夜明:なるほど、わからん!!
…行政、そもそも俺はマゾじゃないからお前の奇行を望んでいない

行政:そうだろうな、残念だ

という一連の流れがあり、行政の夜明への愛が垣間見える瞬間でした笑笑

というわけで、まずはあらすじです!

 

「Op-オプ-夜明至の色のない日々」あらすじ

夜明至(よあけいたる)、バツイチやもめの38歳。職業、フリーの保険調査員。ある日彼のもとに持ち込まれた2つの依頼。それは「銃暴発事故の保険調査」と「ワケアリ少年・玄(くろ)を預かること」。玄は初対面から夜明に嫌悪感を示し、予期せぬ同居は最悪の幕開けに…。思うように調査も進まぬ中、玄の“一言”が事態を一変させる。夜明にとって玄の存在は光明となるのか――?保険調査で「嘘」を暴く新感覚ミステリー、開幕!

※内容紹介より

 

***

 

▼作品情報
作家名: ヨネダコウ
ジャンル: ミステリー・サスペンス
出版社: 講談社
雑誌: イブニング
主人公(夜明)のタイプ:ウケ(確信)、痛みを感じない体
行政のタイプ:セメ(確信)、三角木馬が家にある(意味深)、夜明が泣く顔が見たい
玄のタイプ:人のオーラが色で見え、嘘を見抜くことが出来る

 

マシュマロch編集長の青年漫画レビュー
【Op-オプ-夜明至の色のない日々】

マシュマロch編集長の独断と偏見により、
キュンキュンする度合いを「キュン度」
純粋に文字数等の情報量や続刊があるか等を勘案した「サクッと読める度」
斬新な展開の有無や、無難なストーリー構成かどうかを表す「ストーリー構成」
表紙や中身の絵柄、そして青年漫画にちょいちょいある、ムリな方向に曲がっている関節があるか等を考慮した「画力」
として、上記4つを★の数で5段階評価していきたいと思います!
※私の独断と偏見が多分に含まれるのでくれぐれもご注意を。

 

▼キュン度
★★★☆☆
出てくるのはおじさんばっかりだし、主人公はバツイチだし、登場する女性キャラは猟奇的だったり元嫁でクールな感じだし、助手(?)さんはクロちゃんのことをDK、DKといって追いかけ回してるし、男女のやり取りによるキュン度なんてほぼ皆無ですよ笑
でも、男性同士のBL風な展開はやっぱりによによしちゃいますね!笑
というわけでいつもとはちょっと違う視点で発生するキュンなので、星は3つです!

▼サクッと読める度
★★★☆☆
文字量はメチャクチャ多いです。特に事件の調査をしている時の台詞量が多くて、読むのに一苦労です。ただ、ストーリーとしては重厚だし、何より各キャラクターの感情の表現が上手すぎます!つい夢中になってしまって一気に読んでしまいましたが、少女漫画のような情緒ある間、みたいなものがほとんどないので、いい意味で、とてもじゃないけどサクッとは読めません!笑笑
というわけで星3つです。

▼ストーリー構成
★★★★★
これはね、脚本家がいるんじゃないんですかね??いないのかなー?この台詞量と、コマ割りと、その組み合わせを全部作家さん自身で構想を練って形にしているのだとしたらもう天才ですよ、ほんと。素直にすごい。
というわけで星は5つです!

▼画力
★★★★★
私は少女漫画、青年漫画、BL、TL、どれも好き嫌いなく満遍なく読む派ですか、正直、BL作家さんが最も画力が高い気がしますね。なかでも、ヨネダコウ先生は抜きん出てますよ!
なのでこちらは本当は星6つにしたいくらいの星5つです!

▼総評
★★★★★
続編が出たら、買うしかありませんね!
ファンにとってはかなり新鮮だし、こういう作品ならファンならずともきっと楽しめるはず!
というわけで、総評としては星5つです!

 

ヨネダコウ先生は他にこんな漫画も描いています。

囀る鳥は羽ばたかない

どうしても触れたくない

というわけで今回はここまで。
次回もお楽しみに!